生活習慣

バスとトイレ 衛生観念について考える【カナダ・アメリカ】

 

バスルーム

 

こんにちは、ぎんぱつです。

海外での生活習慣の違いで一番戸惑ったのは「水回り」関連でした。

特に、バス・トイレ!だって、便所とお風呂が同じなんて・・・

別の記事でもトイレについてはいろいろ書いているのですが、ここでは欧米でのバス・トイレ文化や衛生観念について感じたことを書きました。

これから行かれる方の参考になればと思います。

本記事の内容

  • 欧米人の衛生観念について
  • 土足はまあ仕方ないのか
  • 靴を洗う、洗濯機の中で回る回る

 

本記事を読まれるあなたへ

私のとっても主観的な意見なので、軽く読んでいただければと思います。

生活する上で「水回り」文化の違いは特に大きく違和感を感じました。まあこれも慣れるしかないんしょうが。

 

トイレとお風呂が同じ場所ってどうなん?

 

体を洗う場所 = 排泄する場所

バス・トイレ共用とあれば、イメージはユニットバスになるのですが、要はこういうことです。

体をきれいにするところ = 生理現象を処理するところ

言い方変えただけですが、でもこういうことです。何が言いたいかというと個人的にこの感覚は受け入れがたいのです。

 

だって、体をきれいにするところで排泄もするんですよ。普段でもお風呂あがりに大きいほうをもようしたらすんごい損した気分になるのに・・・

 

最近の日本ではバスとトイレ別の物件が人気です。気持ちはわかります。

ただ日本でのワンルームマンションやビジネスホテルの多くは、3点式ユニットバスです。

3点式・・・バス・トイレ・洗面所 の3点付き

2点式・・・バス・洗面所 の2点付き

 

何が嫌って、湿気やシャワーの水で便器もびしょびしょになるし、トイレットペーパーに水かかったらもう最悪やし便座カバーもつけれないし、シャワーカーテンは水あかやカビができやすいし、というか実際そうなった。

などなど、メリットは掃除の手間が省けて、家賃が安くなる、くらいしか思い浮かばないですね。

 

欧米のバス・トイレは、広さはかなりあるので日本の狭いユニットバスのようにトイレまで水に濡れることはないです。

それでも、嫌だと思ったこと・・・

 

バスとトイレが同じで嫌だったこと

  • 誰かが排泄した直後にシャワーを浴びること
  • バス・トイレが一つだけなので、当然朝は奪い合いになる
  • なので使用中も早くでなきゃと気を遣う
  • シャワー浴びているのに、横でトイレを使われる

 

これって安宿の共用バスルームや一般家庭で生活して起こったことです。

 

誰かが排泄後(大きいほう)のシャワー

これ家族やルームシェアの住人でも、うんっ・・・と思うのに、全くの他人だと本当にもういやです。

まだ欧米の広いバスルームなら臭気もかなり拡散するけど、日本のユニットバスではできないですね。

 

奪い合いになる

オーストラリアでシェアハウスも経験したのですが、朝は戦争ですね。

当時男女5人の日本人で住んでいましたがバスルームは一つ、出勤と学校の時間が重なるともう取り合いです。ましてや朝にシャワーを浴びる習慣があるとなおさらです。時間もないので会社や学校で用を足すことも多かったです。

 

落ち着いて使用できない

朝は特にそうなんですが、ゆっくりできません。一人がトイレ使うだけで洗面所もシャワーも使用できない。

みんな待っているのがわかっているだけに常にプレッシャーの中での使用です。

 

だからといって、同時使用はムリ!

私が住んでいたシェアハウスではなかったですが、同時に使用する家庭もあります。例えばある同棲カップルの場合、

「一方がシャワー使用中のもう一方のトイレ使用は許可する、ただし先に誰かがトイレ使用中の場合は入ってくるな」です。

 

映画とかでそういうシーン観たことありますが、現実でもありました。同棲中のカップルや家族ではこういうルールを決めていました。まあ朝の状況を考えるとわかる気もしますが。

 

でも、私はムリでしたねえ、この感覚は。だって体洗っている横でおしっこやうんこしているんですよ。

 

土足について

 

土足の文化ですね。これも慣れなかった。

帰宅してスリッパ、という家庭もあるが基本は寝るまで靴をはいたまま。朝起きて、シャワー浴びるくらいまでかな靴をぬいでいるのは。

まあ、やっぱり汚いと思ってしまう。絨毯でもフローリングでも関係なし。靴のままベッドの上へなんてのも日常。

 

海外のホテルのベッドには、フットスロー(Foot Throw)というベッドの足元に細長い布が敷いているのですが、これはまさに靴をはいたままベッドにあがっても靴でベッドを傷つけないための布です。

 

フットスロー

足側の布がフットスロー ビニール製の物もある

 

海外でも日本人同士や、パートナーが日本人の家庭では土足禁止にしている家庭がほとんどでした。

 

日本のようにここが靴を脱ぐところ!という区切りはなくいきなり絨毯からはじまるので、入口付近でスリッパに履き替えるというのが多かったです。

 

また日本での生活が長かった外国人で帰国後に土足禁止にしたひとも多く、個人的にも靴は脱いだほうがリラックスできます。

 

靴の洗い方

 

靴洗う

靴を洗濯機で洗う、これって一般的なんですよね

 

土足文化ゆえのやり方なのか、靴を洗濯機で洗う・・・

ある日カナダのホームステイ先に帰宅すると、乾燥機が、ガタン、ガタンとすさまじい音をたてて回っていました。かなりの音なので中をのぞいてみると、スニーカーがゴロゴロと回っていました。いやーびっくり。

 

聞くと、洗濯機で洗ったあと乾燥機にいれたそうで、ごく普通のことみたいですね。感覚的にはどうやら靴も衣服の一部ということなのかと私なりに理解しました。

そうすると靴のままでベッドにあがる、土足の文化も納得できる部分があります。

 

まとめ:「きれい」と「汚い」の分け方が違う

 

バスとトイレが同じ、土足の文化

日本じゃお風呂でおしっこしたら怒られたし、土足で家にはいると「汚い」と言われる。

そういう環境で育っているので衛生観念の差は大きく感じました。

 

現地で考えたのは、私とは「きれいなもの」「汚いもの」の区別の仕方が違うのだと理解しました。

体を洗うと排泄をする、衣服と靴、の線引きが日本よりもゆるーいのかなと。あくまでも私の主観です!

まあ衛生観念といえば、もっとギャップを感じる国はありますけどね。

 

これから長期で海外に行かれる方、靴が洗濯機で回っていてもびっくりしないでくださいね。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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